おはようございます。清瀬バプテスト教会の牧師の松田です。4月から教会のブログを開始しました。ブログと同時にTwitterとFacebookもやっています。興味のある方はリンクからご覧になっていただけると嬉しいです。
Twitterのフォロワーさんから「バプテスト教会連合について書いた方がいいですよ」とアドバイスをいただきました。確かに、その教会がどんな団体に属しているかということは、その教会を知るために必要なことですよね。アドバイスありがとうございます!
1 日本バプテスト教会連合について
さて、私たちの教会は日本バプテスト教会連合というグループに入っています。バプテスト教会といっても、色々なグループがあります。私たちのグループは戦後にアメリカのバプテスト教会の宣教師の先生方の活動にルーツがあります。その宣教師の先生方によって作られた教会同士が協力し合うために連合を作ろうということになり、1965年に発足しました。関東、関西、東海など54の教会で形成されています。中でも、和歌山には宣教師の先生方が当初より活動をされていて、今でも教会がいくつもあります。初期の宣教師の先生方が「教会のまだないところに教会を!」というスピリットによって生み出されていきました。
2 私たちの連合の特徴は?
私たちのグループの特徴は何だろうと改めて考えますと、やはり「バプテスト」というところかと思います。歴史的なことはいつか別に記したいと思いますが、簡単にいうと、「各地区教会の主体性と自治を基本理念としている」ということでしょうか。つまり、連合はあくまで連合体であって、最終的な決定権はそれぞれの教会にあるということです。どんなに大きな教会でも、小さな教会でも関係なく、それぞれの教会は独立していて、連合から命令されて意に反することをされたりはしないということです。独立した教会同士の連合体です。
では、その独立した教会同士がなんでグループを作っているのかというと、単純に言うと「それが神様の御心だ」と信じているからです。私たちが連合を作る目的は「教会完成のために教会連合を作ることが最良の方法であると信じる」からです。
3 連合を作った方がいい理由は?
なぜ、教会完成のために連合体を作るのがいいのかというと、いくつか理由があると思います。積極的な面としては、「協力すればできることが増える」ということです。一つの教会では新しい教会を作れなくても、協力すればできる。一つの教会では宣教師の先生を海外に派遣できなくても、協力すればできる。その協力するために連合体を作っています。
また個人的に大事だと思っている理由はやや消極的ですが、「孤立しない」ということだと感じています。バプテスト教会はそれぞれの教会が独立しています。しかし、それは放っておくと、独善的になってしまう危険性があります。また、孤立して一人で苦しんでしまうということもあります。私たちは「互いに愛し合う」ことをイエス様から命じられています。ですから、孤立しないために連合体はあると考えています。
実際、他の連合の先生方や信徒の方たちとの交わりを通して、励まされたり、慰められたりしてきました。信徒の時には、毎年夏にキャンプがあり、そこにたくさんの教会の方が集い、とても勇気づけられたのを思い出します。普段は小さな教会にいて、まるで「自分たちしかクリスチャンはいないのでは?」と寂しい思いをしていた時に、「同じ信仰の仲間がこれだけいる」と思い、元気になりました。
牧師になってからも、同年代の仲間や先輩の先生方からたくさんの刺激と励まし、慰めをいただいています。けれど、バプテスト教会ですから、「最終責任は自分の教会にある」という自立した関係です。お互いにアドバイスはしても、「最終的には自分たちで決める」ものです。それこそが、神様にある大人な関係で、個人的には素晴らしいグループだと感じています。
日本や世界には様々な教会のグループがあります。それぞれがこれまでの歴史を大事にしながら、なおかつ孤立せずに、協力しあって、神様のことを宣べ伝えていければ幸いです。
また機会があれば、連合の教会のご紹介もできればと思っています。
それでは!