マタイの福音書13章
47,また、天の御国は、海におろしてあらゆる種類の魚を集める地引き網のようなものです。
48,網がいっぱいになると岸に引き上げ、すわり込んで、良いものは器に入れ、悪いものは捨てるのです。
49,この世の終わりにもそのようになります。御使いたちが来て、正しい者の中から悪い者をえり分け、
50,火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
イエス様は天の御国についてのたくさんのたとえを語られました。その中でここは、「天の御国は地引網のようなもの」と語られました。その心は、地上の教会にはいいものも、悪いものも混ざっているけれど、終わりの時にはその良し悪しはより分けられるということです。
大事なことは、裁くのは私でも誰か他の人でもない、御使いです。つまり、神様が裁かれるということです。「私は悪いものではないか?」と考え、自分で自分を裁いていませんか。そんな必要ないし、それは私やあなたのすることではありません。だから、安心してイエス様の網の中である教会の中にいていただきたいと願っています。
同時にこれは人のことも裁かないということにもつながります。「あの人はどうなの?」「こんな小さい子に何がわかる?」などと言わないようにしたいものです。私たち以上にイエス様がその人のことを知っていてくださる。だから、互いに受け入れあい、信じあうものとして歩みます。
イエス様が私もあなたも、あの人もとらえてくださいました。今日も捕らえてくださった方を信頼して、網の中にいさせていただきます。